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あーりんソロコン感想 【AYAKA NATION 2019 in Yokohama Arena 現地レポート】

どうも、reoです。

6月23日日曜日に行われたももクロのピンク担当、あーりんのソロコンサート『AYAKA NATION 2019 in Yokohama Arena』に参加したので感想!あ、今多分このブログで初めてビックリマーク使いました。

 

ももクロは6年ほど前から好きで、毎年何かしらのライブに行っているのですが、推しのあーりんが毎年ソロコンサートをしている横浜アリーナが自宅から徒歩圏内という衝撃の事実にこの前気が付いたので急遽チケットを申し込み、運よく当たったので参戦しました。

 

 

 

全曲感想書いてます。目次はこちら

 

 

衣装等はこちら、音楽ナタリーで見れます

 

natalie.mu

 

 

開演まで

ライブに行くのは去年東京ドームで行われたももクロのライブ以来1年ぶり、久しぶりにピンクのTシャツを着て準備万端。

 

当日の天気は曇り、ドラキュラ並みに日光に弱い僕でも活動しやすい天候だったので歩いていくのに丁度よかったです。

 

横浜アリーナが近づいてくるとぼちぼちピンクの格好をした集団が姿を現わし始めます。いつ見てもちょっとヤバめな光景です。

そんなピンク軍団の一部となりながら会場入り。

 

 

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入場の様子

 

 

席はステージ正面のスタンドかなり後方でした。今までの経験上、ステージと近い席が多かったので後方席ってどうなんだろうと思っていましたが、ステージだけでなくピンク一色の狂乱した会場全体が見渡せるのは圧巻、中々楽しめましたね。

 

公演開始までアメフラっシ、クラウンポップ、DANJYOの3組のアイドルグループがミニライブをしてくれます。

 

そして開演。

 

 

 

 

セットリスト

セトリはこんな感じ。ソロライブはカバー曲も多く歌うのですが、ももクロに関係なく好きな曲を奇跡的に歌ってくれたので嬉しかったです。その話は追い追い。

 

1.Bunny Gone Bad

2.レディ・メイ [ももいろクローバーZ]

3.Ladies Night [浜崎あゆみ]

4.My Hamburger Boy(浮気なハンバーガーボーイ)

5.おとなの掟 [Doughnuts Hole]

6.Moon Revenge [ももいろクローバーZ]

7.月のワルツ [諫山実生]

8.Memories,Stories

9.キューティーハニー

10.My Cherry Pie

11.ROCK THE BOAT [ももいろクローバーZ]

12.READY STEADY GO [L'Arc-en-Ciel]

13.HONEY [L'Arc-en-Ciel]

14.キミとセカイ [ももいろクローバー]

15.チェリーブラッサム [松田聖子]

16.君が好きだと叫びたい

MC

17.天国のでたらめ [ももいろクローバーZ]

18.Grenade feat. 佐々木彩夏 [TeddyLoid]

19.月虹 [ももいろクローバーZ]

アンコール

20.あーりんは反抗期!

21.チントンシャン! [ももいろクローバーZ]

22.スウィート・エイティーン・ブギ

23.Early SUMMER!!!

24.あーりんはあーりん♡

25.だってあーりんなんだもーん☆

 

 

 

 

1.Bunny Gone Bad

今年6月11日、あーりんの誕生日にリリースされたこの曲からスタート。今回のライブテーマは「森」、森にいる動物ということでウサギの衣装で登場。そして何とローズブラウンに染めた髪を初披露。登場と同時にサプライズでしたね。

 

本当の私を見たいのなら
乗り遅れずについて来て

 

歌い出しからこの宣言。これから始まるライブへの期待が高鳴ります。

サビに向かって畳み掛ける様な曲調で否応無しに盛り上がる会場。1曲目に相応しい曲でした。

 

 

 

2.レディ・メイ [ももいろクローバーZ]

これも今年5月にリリースされたアルバム収録の新曲です。4人曲を1人で歌唱。アルバムの中からあーりんソロで聴きたい曲を選ぶとしたら圧倒的にこの曲だったので嬉しい選曲でした。

 

かなり低い音域の曲なのですが、力強く艶麗な低音で歌唱してくれました。バニーの格好でカッコイイ大人さを醸し出すギャップは情報過多、2曲目から贅沢でしたね。

 

 

 

3.Ladies Night [浜崎あゆみ]

有名な浜崎あゆみの楽曲。ここで一度じっくりと聴かせる曲を挟んできます。

あーりん憧れのアーティストの楽曲を自分のものにして堂々と歌う姿に圧倒されましたね。

 

 

ここまで3曲全く違う方向性の曲を歌っているのは表面からは実態の見えない森の不思議さを表現しているのだと思います。ステージ上に変化はありませんが、この短時間で世界観を作って深くまで引き込むクオリティはすごい。

 

 

 

4.My Hamburger Boy(浮気なハンバーガーボーイ)

打って変わってノリノリの楽曲。竹上さんの奏でるサックスでムードが一気に明るくなります

大人な男性になってほしいと思いながらも、恋人の幼さが可愛らしく愛おしく感じる。そんな曲のコンセプト、陽気でヤンチャな音楽を奏でる竹上さんとあーりんの掛け合いが相まって楽しい1曲でした。

 

 

 

5.おとなの掟 [Doughnuts Hole]

そろそろMCかと思いきや続きます。

この曲だけ唯一聴いたことがなかったのですが、調べてみると案外最近の曲でびっくり。椎名林檎作曲で、ドラマ「カルテット」の主題歌だったらしいです。

 

大人も正解不正解を選べないというテーマの曲らしく、今回23歳になったあーりんの大人な面を盛り込んだ選曲が多い気がしました。

 

 

 

6.Moon Revenge [ももいろクローバーZ]

この曲も普段メンバー4人で歌っているのですが、あーりんが1人で歌うと妖艶さが増していましたね。歌詞が情熱的にエロかっこいい

 

愛は夢のままでは続かない
むさぼれば美しいしかばねそれでも
望むのなら追いかけてきて
あの口づけは赤いTatoo

 

ちなみにこの曲の元曲は、小さい頃妹と何度も見たセーラームーンRの劇場版で流れるのですが、セーラームーンあんまり知らない僕でも楽しめる神映画です。

 

 

 

7.月のワルツ [諫山実生]

月のワルツ!?NHKみんなの歌で放送されるや否や、恐怖さえ感じる幻想的な世界観でみんなのトラウマと呼ばれた月のワルツ!?

予想外すぎる選曲に最初は聴き間違いかと思いましたが知る人ぞ知る名曲、月のワルツです。ウサギの衣装は伏線だったのか。

 

今気づいたんですけど、Moon Revenge→のワルツと月繋がりになってるんですね。

見たい人はここから

 

 

 

 

原作の幻想的で否応無しに引き込んでくる世界観とは異なり、あーりんバージョンは優しく誘ってくる様な印象を受けました。どっちも好きです。

 

この曲は歌うのがかなり難しいのですが、難なく歌っていて流石でしたね。

 

 

 

8.Memories,Stories

これは一曲目に披露した曲のカップリングですね。歌詞が良すぎる。

 

未来の森 迷うウサギ
白く白くあろうとして
自分だけの物語を描こう

 

切なさ溢れる歌詞とそれを心に届ける表現力のおかげで、登場からずっと着ていたバニー衣装がこの1曲で寂しがり屋のウサギに表情を変えたのは脱帽でした。

 

ここでウサギは終了。着替えタイム

 

 

 

 

9.キューティーハニー

先ほどの可愛らしいウサギの姿から一変、次に出てくるあーりんはドミノマスクをつけた黒とピンクのセクシーな女豹です。

豹は森にいねぇというツッコミは野暮だそうです。ジャングルも森も一緒との事。

出て来たとき深田恭子の実写版ドロンジョを連想しました。

この衣装は網タイツ等、ももクロのライブではやりそうにない衣装で新鮮でしたね。

 

この曲は数年前から歌っていることもあり完全に自分のものにしています。

曲の最中あーりんのアピールタイムがあるのですが、そこで目元のドミノマスクをあげ、猫耳カチューシャに変えます。これはナイスデザイン。1動作で印象が変わります。

 

ハニーフラッシュを喰らったところで次の曲

 

 

 

 

10.My Cherry Pie

セクシー楽曲で攻めてくるのかと思った矢先にこの曲。

男装リーゼントのあーりんが登場するMVの印象が強すぎてこの衣装でこの曲!?と困惑しました。セトリが全く読めないのが楽しい。

 

4曲目のハンバーガーボーイといいこのチェリーパイといい、あーりんソロ曲の恋の相手を欧米被れの食べ物で呼ぶシリーズは可愛らしく面白くて好きです。次はチェリーボーイですかね。

 

 

 

 

11.ROCK THE BOAT [ももいろクローバーZ]

納得の選曲。この曲はブリトニースピアーズの未発表曲をももクロ側が買ったという経緯があるのですが、ブリトニー版が小悪魔チックに歌うのに対して、ももクロ版では大胆な女性像を想起させる曲作りが成されています。

 

あーりん版は原点の小悪魔感とホームももクロの大胆な女性像の両方を感じることができました。あーりんというキャラクター自体が絶対的アイドルとグイグイ姉御キャラの2面性を持っているので、この曲を表現するにあたって相性が良いのは明白でした。

 

豹はこれでおしまい。

次は何の動物だろうと呑気に考えていると、あーりんは銀猫衣装でギターを持って登場。そして...

 

 

 

12.READY STEADY GO [L'Arc-en-Ciel]

!?!?

ギターの1音目から驚きすぎて文字では表現出来ない奇声を発しました。ラルク楽曲のあーりんバージョンが聴けるなんて。

父の影響で好きなL'Arc-en-Ciel。カラオケで必ず歌うREADY STEADY GOあーりんがギターをかき鳴らしながら歌っています

テンションが上がりすぎて頭に血がのぼり吐血するかと思いました。

 

 

同じこと言ってます。このコンサートの個人的最大ブチ上がりポイントはここでしたね。最高の4分間でした。

 

興奮冷めやらぬままあーりんは次の曲を弾き始めます

 

 

 

13.HONEY [L'Arc-en-Ciel]

!?!?!?

読めるかこんなセトリ。まさかの2曲連続ラルク、あまりの衝撃に呆然としてしまいました。最高。

疾走感と突き抜ける高音が心地よすぎました。

 

 

 

14.キミとセカイ [ももいろクローバー]

次はももクロのロックナンバーをソロで演奏。この曲は9年前、まだZがグループ名に付く前にリリースされた曲で、当時のあーりん含むメンバーのほとんどは中学生でした。中学生が背伸びをして彼にロックを歌うというコンセプト。9年の月日が流れ大人になったあーりんはこのコンセプトを追い抜き、背伸びではない等身大のロックを見せてくれました

 

昔からある曲を塗り替えていく、成長の過程を楽しめるのは長年応援しているファンの特権ですね。

 

 

ここで銀猫衣装&ギターは終了。猫も森にいないだとか、二連続猫科だとかいうツッコミは野暮です。

 

 

 

15.チェリーブラッサム [松田聖子]

清楚で上品な花柄ドレスに身を纏っての登場。トロッコで会場を一周しながら歌います。

昭和の素朴さが似合うあーりん。表現の幅はどこまで広いのか。

懐メロ好きな僕にとって昭和の名曲は聴き応えがあります。

 

ロッコで近くにきてくれたときは我を忘れて手を降りましたね。

 

 

ロッコが半周したところで次の曲へ。

 

 

 

16.君が好きだと叫びたい

こちらも昭和世代の名曲。スラムダンクのオープニングテーマですね。(リリースは平成4年)

 

この曲は事前にあーりんカバーを公開していて歌うことがほぼ確定していたので何度か聴き込んでいましたが、会場で聴くのはやはり格別ですね。

ヒャダイン氏の編曲で現代風のポップな感じに仕上がっています。原曲を聴き慣れていたのであーりん版の動画ではキーに違和感があったのですが、会場で聴くとそんなことはどうでも良いです

 

 

 

 

MC

16曲目を終えたところでようやくMCです。

MCを後半に持ってくる事で公演時間をあっという間に感じさせるあーりんマジックだそう。確かにもうライブは後半のはずですが、怒涛の連続歌唱で体感的には30分くらいでした。

 

「私達今会えるアイドル、週末ヒロインももいろクローバーゼーット!」の挨拶をどんなソロ活動でもしっかりやるのは、あーりんがももクロを大事な居場所だと感じているのかが汲み取れて好きです。

あくまでももクロあってのあーりんだと、一番メンバーの中でアイドルらしいと言われる事の多いあーりん自身が感じているのはグループ愛を感じます。

 

物販の品紹介や茶番を挟んで次の曲へ

 

 

 

 

 

17.天国のでたらめ [ももいろクローバーZ

去年ももクロが主演を務めた舞台、『ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?』の劇中歌、2曲目と同様最新アルバム収録です。

 

舞台のタイトル通りダンスが印象的な楽曲ですが、あーりんはあえてダンスせず手話をしながら歌唱。耳の不自由な人にも音楽を届けたいとあーりんは数年前から手話パフォーマーとしての挑戦を行っています。あーりんの優しさ、アーティスト精神が伝わって来ますね。

ももクロで踊っている時も指先まで意識した繊細なダンスをするあーりん。そんなあーりんの手から放たれる言葉は表現力に溢れていました。

 

 

 

 

18.Grenade feat. 佐々木彩夏 [TeddyLoid]

音楽プロデューサーTeddyLoidとコラボしたソロ楽曲。原曲はアレンジやボーカロイドの様な声の加工がカッコいいのですが、生歌では柔らかい違った印象を受けました。

 

もしあの日君に会わなければ

君にもしも会えなかったら

こんな こんな 青空も

知らずにいたよ きっと

 

歌詞が好きです。

 

 

 

 

19.月虹 [ももいろクローバーZ]

ラストはセーラームーンcrystalのED曲、月虹です。実際にアニメのエンディングとして使われていた事もあり、終わりが近づいている寂しさを少し感じました。

 

この曲は月明かりの夜に優しく寝かしつけてくれる様なロマンチックな雰囲気なのですが、あーりんの甘美な歌声とマッチしていてすごくよかったですね。

 

 

 

アンコール

ここで公演は一旦終了です。

即座にアンコールが響き渡ります。あーりんのソロコンサートではアンコール!と叫ぶのではなく、あーりんの名字、佐々木!と叫ぶお約束が楽しいです。

 

ここで幕間の映像が流れ始めます。イラストレーターのニイルセン氏による映像コント、地味に好きなので新作が見れたのは嬉しかったです。

映像の中でリーダー百田夏菜子が登場、他メンバー3人とファンによる悪ノリの末あーりんに歌ってほしいももクロ曲1位に輝いた、明らかに1人で歌える様に作られていない難曲、『チントンシャン!』を歌っていないことを指摘され不貞腐れるあーりん。

どうなってんだ佐々木!とリーダーが佐々木コールを煽りアンコール再開

 

 

 

 

20.あーりんは反抗期!

飛び交う佐々木コールの中、佐々木って言うなー!!と叫びながら登場。衣装はライブTシャツにロングパンツでシンプルなものに。頭にはメンバーカラー4色のピンが。

あーりんは反抗期の佐々木コールはやっぱり気持ちがいいですね。安定の盛り上がりでした。

 

 

 

21.チントンシャン! [ももいろクローバーZ]

 ここで前述の通り、今回のコンサートの目玉とも言えるチントンシャン!

激しいダンスに1人で歌えば息継ぎをする間も無いアップテンポ、更に紛らわしく覚えにくい歌詞と明らかな難曲ですが、あーりんは息切れしながらも持ち前のプロ根性で歌い切りました。

素直に感動しました。完全にこの選曲は悪ノリの産物、1人で歌うことはほぼ不可能なのですが、やってやらぁと歌い踊り切った姿にあーりんの漢気を感じました。

最新アルバムの楽曲、『The Diamond Four』のあーりんが歌うパートで、『無茶振られても武者震い だって無類の笑顔が見たくない?』という歌詞があるのですが、その歌詞の通り、ファンの笑顔のために無茶振りを真正面から実現させるあーりんの姿は僕の心に刻まれましたね。どこまでもついて行きたくなる泥臭いカリスマ性は魅力ですね。

 

 

 

 

22.スウィート・エイティーン・ブギ

シュークリームより唐揚げが好きだという気持ちを年頃の恋愛の悩みっぽく歌い上げるシュールな楽曲。

あーりんが真剣に歌うので曲のギミックがわかっていても面白かったです。

 

 

 

 

23.Early SUMMER!!!

ザ・アイドルの夏ソング。正統派アイドルあーりんの面を前面に見せてくれます。

 

来る夏を先取りした爽やかなナンバーで気持ちよく盛り上がりました。

 

 

 

 

24.あーりんはあーりん♡

あーりんが7歳から作り上げてきたあーりんというキャラ集大成の1曲。てんこ盛りの自己紹介ソングはこのコンサート1日で見せてくれたあーりんのたくさんの面を振り返るという意味でも、アンコールの後半も後半に持って来てくれて楽しかったですね。

 

また、過保護すぎるお母さんを悪役に見立てたセリフパート、本来はあーりんがお母さん分も一人で二役やるのですが、今回は本当にお母さんがそのパートに声を入れており、あーりんに内緒でお母さんの声が会場に響き渡ります。

 

今まで気持ちよく歌っていたあーりんの顔が恐怖に染まり、ありえないくらい口をあんぐり開けて驚いていたのは笑いました。

たった1つのアイデアで楽しさを生み出す演出は参考にしたいですね。

 

 

 

25.だってあーりんなんだもーん☆

ラストはこの曲。2015年の太宰府で行われた男祭りではこの曲のコールが隣駅にまで聴こえていたという伝説を持つほどの異常すぎる盛り上がりを起こす『だってあーりんなんだもーん☆』です。

あーりんコールを気持ちよく叫んでラストに相応しい盛り上がりでした。

 

曲の途中、あーりんの顔がプリントされた2万枚もの紙が放出され会場に降り注いだのですが、あまりの自己主張の激しさに笑ってしまいましたね。

 

 

 

総括

あーりんの持てる表現を出し惜しみせずに全部見せてくれたコンサートでした。

登場前の映像内であーりんが「飽きないように歌やダンスだけじゃなくなんでも手を出していきたい」と言っていたのですが、本当にいろんなアプローチで楽しませてくれました。芸能界に15年以上身を置いていることもあり、引き出しの多さにはただただ圧倒されましたね。来年のソロコンサートの開催も発表されたので、ぜひ参加したいです。

 

あーりんは最高。

それでは今日はこの辺で。