ゲーミング人生

多趣味男がいろいろ書きます

テスト期間、背徳感に苛まれながら綴る言葉

テスト期間。

それは学生に与えられた最大の試練。自制心との戦いだ。眠気や娯楽といった様々な誘惑が、燃え盛るべき学習意欲をここぞとばかりに根こそぎ枯らしていく。娯楽とは暇つぶしのためにあると真面目な方々は言うが、暇じゃない時に背徳感を心の片隅に宿しながら享受する娯楽ほど楽しいものはない。こんなことやってる場合ではないと焦れば焦るほどやめられない。自制心は眠りについた。

背徳感は最高のスパイスなのだ。

 

このように背徳感はあらゆる娯楽を一皮向けさせ、不毛な作業を捗らせる。

しかし、思えば最近は何事もクリーンにしようとする社会的風潮があるように感じる。「ゲームって素晴らしい。」「アニメは日本の文化だ。」「eスポーツは立派な競技だ。」確かに同意はするが、そこまで大々的に認められると気に食わない。

実際、これは自明であるがゲームを何百時間とする時間があるなら勉強でもした方がよっぽど立派だ。それでも敢えてゲームを選択し時間を費やすのが堪らなく楽しい。やるべき事を放置しているという事実が、心が求めるままに娯楽を貪っている実感を伴わせる。

正当化するだけが理解ではない。正しくないと念を押すのも理解なのだ。僕はゲームは一日一時間と教えられる世界で十二時間くらいゲームがしたい。これ以上食べたら太ると心配しながらついもう一口頬張りたい。我慢や自制心の裏に真の快感が隠れている。純粋な欲望に素直になった時、社会的存在である人間という理性の皮が剥がれ、ヒトという一生物として生きている実感に満たされる。双方のバランスが取れて初めて充実した人生だと言えるのではないだろうか。

 

以上、テストを明日に控えながら全く関係のないいたずらな文章を書き綴る快感に支配されてしまった哀れな男の独り言であった。この空しさが儚くも愛おしい。

ここまで読んでしまったあなたも背徳感の虜。夏休みまであと少し頑張りましょう。